皆さんこんにちは!
株式会社ステップ代表の中野です。
早速ですが、ステップの親会社であり、自分が5年前までマネージャーを務めていた株式会社イベント21が、Great Place To Work 2024 アジアにおける「働きがいのある会社」ランキングにてランクインされ、表彰式の行われるスリランカまで行ってきました!
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Great Place To Workとは?
Great Place To Work®は、世界約150ヶ国で従業員意識調査を行い、調査結果をもとに「働きがいのある会社」
認定・ランキングを発表している機関でイベント21は毎年ランキングにエントリーをしています。
2024年度はGreat Place To Workの2024年版「働きがいのある会社」でイベント21は女性部門、若手部門、近畿部門にて1位を受賞しております!
GPTWが展開しているアジア・中東の各国で、合計690万人の従業員を対象とした調査の結果を元に決定され、
国別ランキングに選出された870社のうち、グローバル企業部門、大企業部門(500名以上)、中小企業部門(10~499名)の3つの部門で計200社が選出され、イベント
21は中小企業部門にて今回60位を受賞しました!
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今でこそ子会社の株式会社ステップにて社長を務めさせていただいている僕ですが、
今回参加したいと思った理由は3つあります!
①イベント21がアジアで表彰される瞬間を見たかった。
→働き盛りの20代後半から30代後半までを過ごしたイベント21
元々は僕の父が創業した会社で、従業員5人ほど、売上1億の奈良の小さなイベント会社でした。
2007年に父が亡くなり、兄が社長を継ぎましたが、
当時は「世界中にイベント21の名前が知れ渡るような会社にする!」という兄のビジョンを
本気で受け止められる人はいませんでした。
実際に創業から借金だらけ、債務超過で16年やってきたのがイベント21でした。
2019年に自分が入社し、何とかそのビジョンに近づけられるように!という想いで頑張ってきた結果、
そんな会社が2024年現在で売上20億、従業員数167名のグループまで成長することが出来ました。
ここまで短期間で成長した会社はなかなかないと思います。
ただそこに至るまでには本当に色んなことがありました。
自分も奈良でセクションチーフを務め上げ、東京に単身乗り込んで関東全域に組織拡大をしていきました。
そんな中でM&Aによって子会社社長になったので、自分が社長を務めるステップをより良くしたいのはもちろんですが、イベント21グループをもっとより良くしたいという想いもめっちゃあるんですよね。
そんな青春ともいえる時代を働きがいと共に過ごした会社が、世界で表彰される瞬間を是非見たい!
そんな想いがありました。
②グループでGTPWで挑むにあたってGPTWについて学んでおきたかった。
イベント21で毎年エントリーしているGTPW。
会社の働き甲斐を高める為にもステップでも受賞出来るようにしたい。
そうしてステップでも受賞できるようになれば、グループでもさらに高みを目指せると思ったからです。
③世界各国の働き甲斐のスタンダードを知ることでステップをより働きがいのある会社にしたかった。
これは②に通じるのですが、ステップはひとりひとりの可能性を伸ばすことで会社を発展させ、世界(地域)を良くしていける会社を目指しています。
その為にもアジア各国の働き甲斐のスタンダードを知ることでより自社を良くしていく為のヒントを得たかったからです。
なお、参加メンバーはイベント21の中野愛一郎社長、ゼネラルマネージャーの小杉くん、セクションチーフの中村さん、田畑さんに加えて自分の5名でスリランカに行きました。
ちなみに一緒に行った小杉君のブログ
https://event21.co.jp/recruit/?p=13703
中村さんのブログ
https://event22.net/new/24946/
↑これだけでもかなり雰囲気がわかると思います。
スリランカ、日本から飛行機で9時間かかるだけあって、文化の違いもすごいです。
パンダラナイケ空港に着いて、Uberでタクシーを呼んで待っていたら、5人いるのにススキのエブリで来るわけです。
車の中覗いたら、改造されていて助手席に後部座席含めると6人分乗れるんですが、キャリーケース5人分あるわけです。
「どうする?これ無理ちゃう?」って話してると、
その辺にいたおじさんがスリランカ語でなんか言いながらキャリケースをどんどん積み込んでいきます。
5名分のキャリーケースを1名分の座席に積み上げていきます。
「え、誰この人?タクシーの人の知り合い?」とか思いながらわけわからんまま積み終えると、
チップくれ的なしぐさを笑顔でしてくるわけです。その笑顔から歯が二本ぐらいしか見えないんですが。
日本から9時間かけてようやく着いたと思ったらこの洗礼ですよ。
このグイグイ感すごいな。日本人がおとなしすぎるのか。
すし詰めのスズキエブリの車内。
その日の夜は無事に日本到着したことと、改めてアジア60位受賞ということを祝って、乾杯!
ここでウェイターのスリランカの人に「イストゥーティ」=「ありがとう」という言葉を教えてもらいました。
2日目以降ですが、まぁここは 「The おもしろい会社イベント21」
ただスリランカで表彰式やるからと表彰式だけ出て帰るとか、
それ以外はホテルで仕事だけしてるとかそんなことはありえず、
まずスリランカの人や文化を知ってから臨むことが大事という姿勢で、様々なところに行きました。
ガンガラーマ寺院やロータスタワー、ペター市場、コロンボのファッションモール。
スリランカの昔の人が住んでいた集落(アペ・ガマ)や独立記念博物館、
昭和天皇も宿泊したゴールフェイスホテルのカフェややディヤサルー・パーク という動植物園など!
やはり国の文化を知るにはその土地の色んなところに行って色んな体験をしないとわからないものですね。
自己成長していく上で、自分の常識や当たり前がブレーキをかけるわけですが、
自分の価値観をぶっ壊してさらに広げていくには海外の旅が一番だと思います。
とりあえずスリランカは日本と比べてクラクション鳴らしすぎ、車間距離近すぎ、
日本の型落ちした車そのまま乗りすぎ(ニッポンレンタカーとかディズニーペイントされたバスが路線バスで走ってました。)
後、カレー辛すぎでした。
自販機とかコンビニがないから水も買えない^^;
逆に言うと普段当たり前のことが本当に感謝だなという気づきがあります。
日本食美味すぎ。
もちろんスリランカでもちゃんと会議してます。
ちなみに2日目の夜はGPTWの事前交流会
基本英語だから理解が追い付かない^^;
3日目
GPTWカンファレンス&フォーラム
スリランカ人の日本語通訳の人の声をヘッドフォンで聞きながら働きがいの理解を深めます。
感想としては、今の考え方ややり方が間違ってなかったなってこと!
特に私が同友会で学んでいる人を生かす経営に通じるものを感じました。
★インクルーシブリーダーシップ
→一人一人の力を引き出し、組織全体の力を向上させる。
→良い価値観を持って信頼関係を築き、パートナーにしていく。
★教育を中心にした文化に変えていく
→問題解決力、クリエイティブ力、リーダー力を鍛えていく。
→そのためのフィードバックし合う文化。役割の明文化。
★誰にでも機会を与えられる会社を目指す。
→チャレンジの機会を全員に平等に与えていく。
★組織の目的達成のために全員が意思決定できるティール組織を目指す。
→ 人間中心の経営
ステップでもGPTWを通じて社内で働きがいを高めと思い、帰ってきてから社員たちと動いています。
個人的には受賞している人たちを見てると年齢に関係なく働きがいを追い求め、
すごく前向きに仕事に向き合っている姿勢や企業風土を感じ取りました。
人間はいくつになっても生きがいややりがいを求めて生きていける。
そんな姿勢はカッコいいなと思いましたし、そんな会社になれたらもっとカッコいいなと思いました。
4日目
そしていよいよGPTWアワード受賞式。
その前にスリランカの伝統?のダンスが煌びやかな演出とともに始まります。
すごい場所まで来たなと思いました。
マネージャーの小杉くんはくじ引きで当たって、壇上で自己啓発セミナーやTEDとかで喋ってそうな、いかにも「Theアメリカ人」の方から表彰いただいて「これを読めば人生が変わる!」的な英語で書かれた本プレゼントされてました。
きっと英語の良い勉強になると思います。
どうですかこのドヤ顔。
確実に持ってますこの男。
そして働きがいアジア60位ということで、80位の会社が呼ばれるぐらいからかなりソワソワし始めると同時に、テンション上がっていきます。
そして・・壇上に呼ばれます。
「From Japan!Event21!!」
テンションMAXです。
壇上に上がりながらめっちゃテンション上がりました。
一瞬のことでしたが、イベント21入社してから今までのことが走馬灯のように脳内駆け巡ってました。
あの頃迷いながらも必死で走っていた道、泥だらけで穴ぼこだらけだった道が、、まさかこんな素敵な場所に通じていたなんて!
今闇の中を走っている人もいるでしょう。
もうしんどい、もう走れない、もう諦めて引き返そう、もう違うとこ目指そうと思う人もいるかもしれません。
いくらでも道に文句や愚痴は言える。
でもそんな道を信じて、何度くじけても立ち上がって前に進むということをやり続けて、
本当に行きたかった場所に行けるなら。見たかった景色を見れたなら。
そこには胸の奥から突き上げてくるような、心ときめく感動があります。
道に文句言うて唾吐いてても仕方ない。
道を進むか引き返すか、止まり続けるか?全ては自分次第です。
行きたかった場所、見たかった景色を見たときに、今までのその道に対してもありがとう!って心から言えるような。
むしろその道があったからこそ、到達した場所が一層光り輝いて見えるような。
せっかくここまで読んでくれたあなたが、そんな素敵な場所に到達できることを願っております。
ちなみにもちろん私もまだまだ道半ばです。
人生というのはどこまで行っても通過点の連続だと思っているので、さらなる高みを目指していきますよ!
イストゥーティ!!